[2015.03.01] 【戦評掲載】2月28日(土)TK bjリーグ2014-2015シーズン公式戦vs富山グラウジーズ
新潟がアウェイで接戦を制す
第1Q 富山23-22新潟
富山がゲーム開始から城宝のドライブからのバスケットカウントやホーンの3Pで好スタートを切る。新潟は中、外と巧みに攻めていくが、シュート精度が上がってこない。中盤以降、富山がウィラード、ワーナーのインサイドが好調で富山ペースに。新潟も徐々にシュート精度が上がり、終了間際のカーターのロング3Pで点差を詰め、第2Qへ。
第2Q 富山35-41新潟(12-19)
新潟はケネディが3P、個人技からのバスケットカウントで逆転に成功する。富山は第1Q同様インサイドが好調で大きく点差は離れない。残り3:58富山の城宝がルーズボールの取り合いで負傷。この負傷から富山の攻撃リズムが悪くなり、新潟がカーターの個人技などで点差を広げ、リードをして前半が終了する。
第3Q 富山54-60新潟(19-19)
新潟がリバウンドから攻撃のリズムが良くなり、リードを広げていく。富山は徐々にタイトなディフェンスからホーンがダンクを決めるなど、一気に点差を詰めていく。終盤には水戸とディクソンの連続バスケットカウントでペースを掴んだかに見えたが、新潟も積極的な攻めで逆転はさせず。リードを保ち最終Qへ。
第4Q 富山77-80新潟(23-20)
富山は新加入ディクソンが個人技でオフェンスをリードし、チームを引っ張っていく。中盤から富山の水戸が速攻を決めると、新潟のケネディがすぐさまバスケットカウントで入れ返すなどという一進一退の攻防が続いていく。終盤、富山はファウルゲームに持ち込むが、新潟は確実にフリースローを決め、接戦を制した。
全体
チームスタッツではほぼ互角の勝負であった。富山は終始インサイドが好調でウィラードとワーナーが多くの得点を記録した。また、新加入のディクソンもチームにフィットしている様であった。新潟は4人の外国籍選手が全員10点以上を記録するなどチームを引っ張っていた。新潟は終盤の勝負強さが光るゲームであった。富山は城宝が負傷退場したのが痛かった。
ベストプレイ
第1Q残り0:08 新潟・カーターの終了間際のロング3P
第3Q残り1:38、1:08 富山・水戸、ディクソンの追い上げの中での連続バスケットカウント
第4Q残り0:18 終了間際の大事な場面での新潟・ケネディの速攻からのダンク
ヘッドコーチコメント
富山グラウジーズ HC: ボブ・ナッシュ
城宝とジャメイン、二人が怪我で試合途中に出れなくなりましたが、最後までハードにプレーすることができましたし、最後、同点にするチャンスがありましたが、それを掴めませんでした。ハードに戦った新潟を讃えたいと思います。
新潟アルビレックスBB HC: 平岡 富士貴
上位に上がるために、後半戦一戦も落とせない状況の中、選手たちが、最後まで我慢強く戦い続けてくれ、最後、勝利が転がって来たと思います。どちらが勝ってもおかしない、お互いに意地と意地のぶつかり合いで、ファイトした試合だったと思います。
■観客数:1,372人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■文責:加藤紀幸