[2015.02.15] 【戦評掲載】TK bjリーグ 2014-2015シーズン公式戦2月15日(日)vs岩手ビッグブルズ
後半一気に攻めた岩手が快勝
第1Q 新潟13-15岩手
序盤は両チームともオフェンス時のイージーミスで波に乗れない。中盤は岩手が連続3Pを決め、流れを掴みかけるも新潟があっという間の3連続得点で追いつく。ラスト1分でカーターがブロック、ダンクと攻守にプレゼンスを見せつけるが、岩手もアーノルドが落ち着いてフリースローを3つ決め、終始一進一退の様相で第1Qを終える。
第2Q 新潟33-31岩手(20-16)
新潟が3Pを積極的に打つことで主導権を徐々に握り始める。カーター、ケネディ、藤原と3Pを決め、リードを6点に広げる。岩手はオフェンスのアイディアと精細を欠き、なかなか点差を縮められない。中盤以降、佐藤公がシュート、アシストに奮闘し新潟のオフェンスを牽引。岩手はクウソーがリバウンド、シュートに気をはき、崩れそうな岩手をなんとか保ち続けた。
第3Q 新潟51-61岩手(18-30)
第2Qの勢いそのままに新潟が根東、佐藤のコンビで引き離しにかかる。すると岩手は与那嶺をコートに入れたところでペースが一変。ボールと人の流れが活発的になり、新潟が捕まえきれない場面が少しずつ出始める。終盤月野が一人で10点をもぎ取り、一気に逆転。新潟は約4分無得点の時間帯が重くのし掛かり、第3Qは岩手が掌握する。
第4Q 新潟69-86岩手(18-25)
月野の勢いは止まらない。開始から2連続3Pを決め点差を一気に16点にする。たまらず新潟はタイムアウトをとり、根東とカーターをコートに戻す。しかし、岩手もアーノルドとランダルのインサイドでのオフェンスが加速、緩めることなく着実に点数を重ねる。小松が終盤2連続得点で盛り返すも、最後は岩手が余裕を持って逃げ切った。
全体
月野が21得点、クウソーが12リバウンド、与那嶺が10アシストなどの数値の通り、各々が役割を全うし、後半の爆発、勝ちに繋げた。岩手は全てのQの失点を20点以内に抑え、激しく厳しいディフェンスを持続できたことも大きな収穫。新潟は第3Qにディフェンスが綻び、立て続けにインサイドに侵入される場面が目立ち、掴んでいた流れを自分たちから手放してしまった。
ベストプレイ
第1Q 残り00:00 新潟・藤原のアシストからカーターがダンクを決める。
第3Q 残り05:56 岩手・月野が3連続得点。
第4Q 残り08:10 岩手・月野が連続3P。
■観客数:2,983人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■文責:伊藤佳祐
ヘッドコーチコメント
新潟アルビレックスBB:平岡?富士貴ヘッドコーチ
会場にお越しいただいた3,000人近いブースターの方からたくさんのエネルギーをいただき、第3Qの途中まで良く戦えていたと思いますが、糸が切れたかのように走られてしまい、最後まで立て直すことが出来ませんでした。2試合続けて戦うことが出来るエネルギーをまた練習で積み上げていきたいと思います。
岩手ビッグブルズ:桶谷?大ヘッドコーチ
試合序盤、タフなディフェンスが出来ず、良い状態では無かった。流れを自分たちで作ることが出来なかったと思います。ただ途中にゾーンディフェンスに変更してからは、相手の中への攻撃を防ぐことが出来て、主導権を握り、相手もアグレッシブに攻めて来なくなったと感じます。後半は自分たちらしいボール回しが出来て、勝利に繋げることが出来たと思います。
選手コメント
#13小松 秀平選手
良い入りをしたが、3Qで崩れてしまった。もっと強い気持ちで戦わなければならない。(自身の得点について?)良いリズムでシュートを打てているときがあるので、それを続けていきたいと思います。今後も上位チームとの対戦が続くが、まずはメンタル、強い気持ちで戦うこと、そしてコーチの指示を遂行することが重要だと思うので、練習から意識してやっていきたいと思います。
#23佐藤 公威選手
我慢のゲームだったが、自分達の集中力の無さもあり、3Qで崩れてしまった。我慢できれば良いゲームが出来たと思うが、上位チームとの対戦は甘くない。(1勝1敗が続いている?)やはり連勝しなければならないと思う。「どのようにチームに貢献するか」ということを今一度チーム全員で考えなければならないと思います。