[2015.01.26] 【戦評掲載】TK bjリーグ 2014-2015シーズン公式戦1月25日(日)vs仙台89ERS
新潟が残り9秒から逆転勝利
第1Q 新潟12-20仙台
開始からサイズで優位に立つ仙台・デービスがゴール下で主導権を得ると、佐藤の3Pも決まり内外バランスよく攻めていく。新潟は佐藤公が攻めるも、中盤に再び仙台・佐藤に3Pを沈められ、10点差となったところでタイムアウト。バン・トリースを入れて中を厚くするが、デービスにダンクを決められてしまう。終盤にケネディと佐藤公が奮闘して盛り返すも8点差で第1Q終了。
第2Q 新潟30-41仙台(18-21)
第2Qに入ってもジョンソンの3Pなど仙台ペースで始まる。新潟はデービスがいない隙にカーターがゴール下で奮闘して流れを引き寄せる。徐々に攻撃に好循環が回っていくが、オフィシャルタイムアウト前に仙台・高田が3Pを沈めて13点差。その後は両チームとも外角の打ち合いとなる中、どちらも譲らず11点差で後半へ。
第3Q 新潟49-53仙台(19-12)
後半に入っても仙台佐藤の3Pの成功率が落ちず、先制。新潟はバン・トリースがオフェンスリバウンドから自ら決めて追い上げていく。5分終えて40-50と拮抗した展開に。後半、新潟のチームディフェンスが機能し、仙台の得点源をおさえる。オフェンスでは新潟はコートを広く使って外角から攻める。新潟が追い上げて第3Q終了。
第4Q 新潟71-68仙台(22-15)
立ち上がりからスピーディーな攻撃を展開していく。仙台が新潟のオフェンスファウルを誘えば、新潟が外角を沈めるなど激しい主導権争いを演じる。新潟・カーターがリバウンドを死守し徐々に新潟ペースとなると、開始3分に小松が第4Qで2本目の3Pを決め、ついに逆転。仙台はタイムアウトを取ると、ホワイトの個人技にジョンソンの3Pで抜きつ抜かれつのデッドヒート。接戦のまま終盤に突入すると、残り9秒で同点の場面、ケネディが3Pを決めて勝負あり。新潟が逆転勝利を遂げた。
全体
仙台がデービスを基点として好スタートを切ると、佐藤の外角も確率よく決めていき試合のペースを握っていった。しかし、後半に入ると、新潟がリバウンド争いで踏ん張ると、チームディフェンスも機能。第4Qでは小松の3Pで追いつくと、最後はケネディが残り9秒で決めて、逆転勝利した。
ベストプレイ
第1Q 残り4分48秒、デービスのダンク
第3Q 残り2分14秒 菊池のリバウンド
第4Q 残り9分の仙台のオフェンスファウルを誘うディフェンス
第4Q 残り9秒 ケネディの決勝点
■観客数:3182人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
ヘッドコーチコメント
仙台89ERS HC: 河内 修斗
昨日、今日と両チームハードで非常にエナジーを持った試合となりました。結果的にオフェンスリバウンド、リバウンドの差が勝敗を分けたポイントだと思います。プレイオフでまた新潟と対戦する機会があるかもしれませんので、その時に良い試合ができるようにやっていきたいと思います。
新潟アルビレックスBB HC: 平岡 富士貴
昨日同様にフィジカルでタフなゲーム展開になりましたが、今日は最後に我々がビッグショットを決めた、ただそれだけの差だと思います。後半に選手たちが非常にエネルギーを出してディフェンスしてくれたので、何とか前半の差を追いつくことが出来ました。後半のプレーが初めから出せるように、また練習から積み上げていきたいと思います。
選手コメント
#1トーマス・ケネディ選手※MVP
(終盤決勝点となる3PTS?)打った瞬間入ると思いましたし、決めることが出来て嬉しいです。1PTSでも2PTSでも3PTSでも勝利に繋がるというのは嬉しいです。残り試合も少ないので、今日の勝利は重要なものになると思います。
#44スティーブン・バン・トリース選手
(後半の活躍について?)前半内容が悪かったので、後半取り返そうと思いプレーした結果だと思います。特にリバウンドの部分と、リングへアタックすることを意識してプレーしました。前半のプレーは反省していますが、今日のような試合で勝てたこと、後半のプレーが出せたことは今後に向けて自分の自信にもなりました。