[2014.11.22] 【戦評掲載】TK bjリーグ 2014-2015シーズン公式戦11月22日(土)vs京都ハンナリーズ
試合が動いた後半、京都が首位の強さを見せつける
第1Q 京都19-18新潟
序盤、フォーハンケリーがブロックやリバウンド等躍動を見せて起用に応え、京都に勢いをつける。新潟に8点差をつけ流れを掴んだかと思われたが、終了4分前に新潟が追撃を開始。途中出場したチーム1の身長を誇るバン・トリースがリバウンドを全て奪って流れを引き寄せると、藤原が1分半の間に7点を稼ぎ、一時は逆転に成功。フリースローで京都が再び優位に立つも、シーソーゲームの予感を漂わせる。
第2Q 京都36-35新潟(17-17)
京都の余裕の体制ながらもシュートを外してしまうという場面が多々見られる一方、新潟は第1Qと同様バン・トリースにリバウンドを任せ、ボールの主導権を奪って点差を広げていく。しかしタイムアウト終了後、京都がコートを広く使った丁寧なボールさばきで徐々に点差を詰めていくと、好調なフォーハンケリーの3Pで本日2度目の逆転。それからは両チーム大差をつけられず、1点差で後半戦へ突入する。
第3Q 京都61-53新潟(25-18)
序盤は互いが譲らぬ展開が続くが、終了4分半前、京都がシーソーゲームに区切りをつける。リバウンドからゴール下でシュートを粘った薦田から始まり計10点を奪うと、ディフェンスでは日下・内海を中心に新潟の得点を抑えていく。一方の新潟はタイムアウトから、パスで選手が重なってしまう等の動きのミスが目立ち始め、攻撃に繋げることができない。
第4Q 京都81-71新潟(20-18)
開始1分半、ゴール下で待機していたウォーレンがダンクを決めると、それからさらに勢いづいた京都は次々に得点を決めていく。コートから追い出されながらもパスを回すという執念を見せ、一気に流れを呼び込む。新潟は終了3分前に第1Qで活躍を見せた藤原を投入し攻撃の立て直しも図るも、点差をつけて強化された京都のディフェンスに阻まれてしまい万事休す。
全体
シーソーゲームから抜け出した京都がそのままの攻撃を維持して勝利。初スタメンのフォーハンケリーとウォーレンは、共に18点と高い得点力を見せつけた。新潟はサリバンが22点と圧倒的な得点力を見せつけたが、全体的にファウルが多くなってしまい、試合の随所で響いてしまった。
ヘッドコーチコメント
新潟・平岡 富士貴
連敗中だったので脱出するためにいい練習ができていたのですが、大事なところで小さなミスや、ローテーションのミス、そしてリバウンドを取られてしまいました。明日は切り替えて試合に臨みたいと思います。
京都・浜口 炎
なかなかリズムに乗れない時間が長かったのですが、4Qで走れたのが良かったと思います。インサイドで失点が多かったので、チームとして修正して明日の試合に臨みます。
■観客数1473人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■文責:古場礼華