[2014.10.11] 【戦評掲載】TK bjリーグ 2014-2015シーズン公式戦10月11日(土)「新潟アルビレックスBBvs埼玉ブロンコス」
最終Qまでもつれる展開に。 新潟が接戦を制す
1Q 新潟15-22埼玉
序盤、両チームはことごとくリングに嫌われ、開始1分が過ぎても試合が動かない。展開が動いたのは開始1分半、埼玉・佐々木の2Pだった。これで火がついた埼玉は次々とシュートを決めていく。開始4分には新潟・ケネディがディフェンスに阻まれながらも振り向きざまに2Pを決めるが、埼玉の守備に阻まれ、以降は新潟は思うように攻撃できない。徹底的に守り抜いた埼玉が7点差をつけてリードする。
2Q 新潟34-35埼玉(19-13)
主導権を握る埼玉は、新潟のインサイドの攻撃を封じ、鉄壁の守備を見せる。しかし開始約6分、ゴール下からケネディが2Pを決めると、ここから新潟の攻撃が始まり、バン・トリースの2Pや佐藤の3Pで終了3分前に同点となる。一時は新潟が逆転するも、終了4秒前に埼玉・オーモンが2Pを決め、逆転し返した埼玉が1点のリードで前半を終える。
3Q 新潟53-54埼玉(19-19)
開始約3分半、新潟・小松が左サイドから右サイドへと走り抜けてディフェンスを振り払うとそのまま3Pを決め、そこから新潟が次々に得点を奪い始める。埼玉はフリースローでのチャンスを着実に決めていくと、佐々木の3Pを含む、佐々木と永田の3連続シュートで逆転に成功。
4Q 新潟71-64埼玉(20-10)
リードを許していた新潟だったが、一度掴んだ流れを離さなかった。シーソーゲームのまま開始2分22秒、バン・トリースがダンクを決めると、そこから埼玉を引き離しにかかった。新潟は積極的にボールを奪いに行き、次々にリングを揺らしていく。逆にリングに嫌われてしまった埼玉は、シュート4本とフリースローでの得点のみ。第1Qと同じ点差を新潟につけられてしまい、惜しくも敗戦となってしまった。
全体
どちらに転んでもおかしくない試合展開だったが、第4Qで流れを掴み、さらに埼玉のディフェンスを攻略した新潟がそのまま埼玉を振り切り、勝利に繋げた。ディフェンスを崩されてしまった埼玉は持ち直すことができずに苦戦し、新潟に抑え込まれる形となってしまった。
ベストプレイ
第3Q 残り 0:07 新潟・佐藤の最終Qへ繋げる3P
第4Q 残り 7:41 新潟・バン・トリースのチームを勢いづけるダンク
第4Q 残り 6:27 埼玉・ジョンソンの片手で決めたダンク
ヘッドコーチコメント
新潟アルビレックスBB HC: 平岡 富士貴
試合の入りが良くなかったと思う。何とか勝てたが、理想とする内容にはまだまだ遠い。また明日切り替えて頑張りたい。
埼玉ブロンコス HC: 下地 一明
今のチームは若く経験が浅い。今日の試合も勝負どころで競り負けてしまった。今日負けたのは自分の責任。
■観客数:2,716人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント