[2012.04.24] 【試合レポート】4月21日、22日 新潟vs滋賀戦 試合レポート
いつも新潟アルビレックスBBへ温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。
さて、週末に開催されました、「bjリーグ2011-2012シーズン公式戦 新潟アルビレックスBBvs滋賀レイクスターズ戦」の試合レポートを更新しましたので、お知らせいたします。
- ボックススコア、順位表はbjリーグ公式サイトをご覧ください
- 試合映像(bjtv有料)
- 試合写真(火曜日更新)
【4/21滋賀戦】アオーレオープニングゲームは終盤に失速し逆転負け
- 2012年4月21日(土)アオーレ長岡 18:00 TIPOFF 観客3,950人
- レフリー:上田篤拓、加藤和義、関口久視
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
新潟 |
19 | 22 | 14 | 19 | 74 |
滋賀 |
18 | 14 | 19 | 30 | 81 |
新潟26勝22敗 東地区4位
スターティングメンバー
- 新潟:PG #1ゴードン、SG #23佐藤(公)、SF #32池田、F #14デービス、C #54ホルム
- 滋賀:PG #11藤原、PG #5小川、F #0ニクソン、F #30ペッパーズ、C #4アシュビー
ゲームレポート
前日20日(金)に東地区2位横浜が5位仙台を下し、プレイオフ ファーストラウンドをシードされる2位に浮上するにはこの試合を含め残りレギュラーシーズン4戦全勝が求められる新潟。対する滋賀も激戦の西地区でプレイオフ進出を決め激しい順位争いの真っただ中。さらに、4月にオープンしたアオーレ長岡での最初の試合とあってチケットはほぼ完売し、3,950名の観客も熱い闘いに期待が高まる。
序盤に主導権を握ったのは滋賀。#5小川(PG 183cm)がアオーレ最初の得点を決めると、昨シーズン新潟に所属した#4アシュビー(C 205cm)がインサイドにバスケットカウントにと連続得点で開始2分半で5点をリード。しかし、新潟もそこから#1ゴードン(PG 182cm)の連続得点で同点。さらに#32池田(F 191cm)の3ポイントで勝ち越すと内外で加点し第1Qを19-18で新潟がリード。
第2Q開始早々新潟は激しいディフェンスで24秒オーバータイムを奪うとディフェンスから徐々にリズムを掴み、#13小松(G 182cm)が3ポイントを沈め26-20としたところで滋賀がタイムアウト。その後新潟は小松がさらに3ポイントシュートを沈めるがチーム全体にターンオーバーが多く、一気に流れをつかむまでには至らない一進一退の展開。それでも前半終了間際#20マーリー(G 191cm)の得点で徐々に滋賀を引き離し、41-32の9点リードで後半へ。
前半滋賀の3ポイント成功が1本なのに対し、新潟は4本のスリーポイントを沈めた。また、新潟が週を通じて徹底して練習に取り組んだ滋賀のインサイド陣へのディフェンスが有効に機能して得点力の高い滋賀を前半32点に抑えた。
後半の出だし両チームともターンオーバーが出るが、地元長岡出身の#23佐藤(公)(SG 186cm)のジャンプショットで新潟がリードを広げる。すると滋賀もすかさず#0ニクソン(F 203cm)、#30ペッパーズ(F 200cm)の両フォワードが取り返し一進一退。しかし第3Q終了間際に3ポイントを警戒していた滋賀#0ニクソンにその3ポイントを決められ4点差に追い上げられて最終Qへ。第3Qは両チームともターンオーバーが多く14-19とロースコアな展開。
迎えた最終Q、新潟は徐々に足が止まり、シュートにつなげられない苦しいオフェンスを繰り返す。滋賀#4アシュビー、#0ニクソンの2名のキープレイヤーが5ファウルで退場になり追い風かと思われたが思うように攻めきれない。対して滋賀は#19ゴメス(F 203cm)にボールを集めドライブをさせるとこれを新潟が止めきれずついに小差ながら追いかける展開に。思うようにオフェンスを展開できない新潟だが、それでも相手ファールでFTを得る。ところがこのFTがことごとくリングに嫌われ(第4QのFTが7/12 58.3%)、滋賀を射程圏内に収めながら追いつけない。残り1分を切り滋賀#30ペッパーズに試合を決定づけられる痛い3ポイントを決められ7点差とされたところで新潟はファールゲーム。一時は#13小松の3ポイントで3点差と迫るが追いつくには至らず81-74で逆転負けを喫した。
新潟のディフェンスは第4Qが始まるまで滋賀をわずか51得点に抑えていたが、第4Qだけで30失点を喫し、さらに勝負所で得たFTを決めきれなかったことが最後まで響いた。プレイオフに向けて試合終盤の締め方が課題。
イベント他
試合開始前から長蛇の列ができ、多くの方にご来場いただいたアオーレ長岡最初のゲーム。会場外のイベントスペース"ナカドマ"ではバスケットボールの試合だけでない総合イベントとして、洋風かつ丼、タレカツ丼やあぶらげなど新潟のご当地グルメをはじめとした地元商店による飲食ブースやbjリーグアカデミーによるミニクリニック、プラネタリウムでの特別映像の上映など様々なイベントを実施。
森長岡市長にもご来場いただき、『アオーレは市民のみなさんが主役です』とご挨拶をいただいた。また、森市長には先日 新潟アルビレックスBB日野社長、ギャリソンHCと佐藤公威選手が表敬訪問した際にプレゼントしたチームTシャツを着て始球式も行っていただいた。
オープニングセレモニーでは長岡の代名詞でもある花火の打ち上げやムービングライトを使用した"アオーレ長岡特別バージョン"の演出で会場を盛り上げた。
ハーフタイムでは、上越チアリーディングスクールのトップチーム「Gホワイトウィングス」と「ビガーエンジェルズ」によるワセダクラブジュニアチアリーダーズがパフォーマンス。ハイレベルでかわいらしい演技を披露。
今節は越後製菓サンクスデーとして開催。お楽しみ抽選会を行なった他、第4Qオフィシャルタイムアウトでは、越後製菓様協賛のシューティング対決を実施し参加者全員に越後製菓様の新製品『さくたろう甘しょっぱ味』をプレゼントしていただいた。
また、アオーレ開催に併せ各地区後援会でバスツアーを企画してご来場いただき、後援会のリードで行った約4千人でのアルビレックスコールで新潟の選手たちをブーストしていただいた。
チームスタッツ
新潟 | 滋賀 | |
---|---|---|
26/62 41.9% | FG | 30/65 46.1% |
20/47 42.6% | 2P | 27/45 60.0% |
6/15 40.0% | 3P | 3/20 15.0% |
16/27 59.3% | FT | 18/25 72.0% |
8 | AST | 13 |
6 | STL | 7 |
3 | BLK | 4 |
14 | TO | 16 |
39(OR14 DR25) | REB | 50(OR17 DR33) |
FG:フィールドゴール(2ポイントと3ポイントの合計)、3P:3ポイント、AST:アシスト、STL:スティール、BLK:ブロックショット、TO:ターンオーバー、REB:リバウンド、OR:オフェンスリバウンド、DRディフェンスリバウンド
スタッツリーダー
- 新潟:#20マーリー 15得点/#54ホルム 9リバウンド/#23佐藤(公) 3アシスト
- 滋賀:#19ゴメス 17得点/#4アシュビー 9リバウンド/#5小川、#19ゴメス 3アシスト
ギャリソンHC試合後インタビュー
前半の内容は良かったが、後半は出だしからオフェンスでやるべきことが遂行しきれないところが出てきた。これについてはゲームのフィジカルさが増した部分もあったと思います。ファールをもらえていたし、FTも打てていたが、決めきれていない。FTと2ポイントの確率を上げなければ。今日の試合で一番の痛手は、滋賀にオフェンスリバウンドからのセカンドショットを決められすぎたこと。新しいアリーナ、新しいリングで、リングが固いのでロングショットがロングリバウンドになることが予測でき、気をつけていたが滋賀にリバウンドを獲られてしまった。
素晴らしいアリーナでの最初の試合で良いスタートを切りたかったが、また明日闘い続けて長岡の皆さんのために勝利をお届けしたい。何としても勝たなければ。もうこれで人生最後の試合だというくらいの意気込みで闘う。
【4/22滋賀戦】小松がキャリアハイの27得点!アオーレ初勝利で3位浮上
- 2012年4月22日(日)アオーレ長岡 13:00ティップオフ 観客4,077(今シーズンホームゲーム最多)
- レフリー:上田篤拓、加藤和義、関口久視
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
新潟 |
15 | 28 | 26 | 22 | 91 |
滋賀 |
15 | 19 | 16 | 33 | 83 |
新潟27勝23敗 東地区3位
スターティングメンバー
- 新潟:PG #1ゴードン、SG #23佐藤(公)、SF #32池田、F #14デービス、C #54ホルム
- 滋賀:PG #11藤原、PG #5小川、F #0ニクソン、F #30ペッパーズ、C #4アシュビー
MVP
#13 小松秀平(3ポイント7本成功でキャリアハイの27得点!)
ゲームレポート
前日滋賀に敗れ、2位横浜が5位仙台に連勝したため新潟は東地区3位以下が確定。プレイオフ1stラウンドをホームで開催できる4位以上を確保するために、またアオーレを埋め尽くす多くのブースターの為に負けられない滋賀戦第2ラウンド。前日の雪辱に気合が入る新潟だが、最初のオフェンスでいきなりターンオーバー。そこから滋賀#30ペッパーズ(F 200cm)にファストブレイクで決められ嫌な出だし。しかし、地元・長岡での試合に燃える#23佐藤(公)(SG 186cm)がすぐさま得点し取り返す。激しくぶつかり合う両チームは激しいディフェンスの前にどちらも流れをつかめない。そんな中開始約7分新潟#54ホルム(C 212cm)がリバウンドから自らボールを運び、フロントコートへ入ると滋賀#4アシュビー(C 205cm)と1on1の状況となりそのままアタック。巨漢のホルムがコートの端から端まで一人でボールを運びバスケットカウントを奪う珍しいプレーで11-10と1点リード。その後滋賀#30ペッパーズに3ポイントシュートを決められるが、滋賀#4アシュビーのターンオーバーから新潟#14デービス(F 206cm)が1on1で取り返し15-15の同点で第2Qへ。
第2Q新潟に流れを呼び込んだのはセカンドユニットの"クセモノ"#15根東(G 182cm)のディフェンスと#13小松(G 182cm)の3ポイントシュート。このQ最初のディフェンスで滋賀のインサイドに激しくダブルチームを仕掛け24秒オーバータイムを誘うと直後のオフェンスで前日からシュートタッチ好調の#13小松がジャンプショットを沈め上々の出だし。#2鳴海(PG 170cm)に対して#5小川(PG 183cm)のミスマッチを中心に攻め得点する滋賀。しかし新潟は流れを奪われそうなところで#15根東がディフェンスでの的確な読みで滋賀の攻撃を断つ。根東は身長差のある滋賀#10波多野(F 192cm)とのリバウンド争いにも勝ち気迫を見せる。オフェンスでは小松がこのQ4本の3ポイントを沈め得意のアウトサイドからの攻撃で引き離す。圧巻は第2Q残り1分を切り、自ら拾ったルーズボールをそのままフロントコートへ運んだ場面。小松1人対ディフェンス3人だったが、躊躇なく打って3ポイントを沈めた。このQ 28-19と大きくリードし43-34の9点差で後半へ。
ここ数試合後半に逆転負けを許している新潟は、#54ホルムが『もう同じミスは繰り返さない。この試合はみんなで絶対勝ちきらないとダメ。リードは忘れて10点負けている気持ちで戦おう!』とチームに激を飛ばす。後半出だしこそシュートミスやターンオーバーで流れを失いかけたかに見えたが、#54ホルムのインサイド、この試合好調の#23佐藤(公)のジャンプショットなどで息を吹き返し、ディフェンスでも激しいプレッシャーで滋賀のターンオーバーを誘発。オフェンスでは、#23佐藤(公)がアウトサイドから3ポイント2本を含む10得点。このQ滋賀を16点に抑え19点のリードで最終第4Qへ。
力強く試合を締めくくりたい新潟。しかし、滋賀#0ニクソン(F 203cm)が立ちふさがる。ディフェンスが緩んだ隙をついて3ポイントを連発。このQ一人で4本の3ポイントを沈める。また、新潟は#30ペッパーズの1on1を止められずドライブから失点。新潟は攻守ともにミスから少しずつリズムを崩しあわやと思わせる場面もあったが、最後まで積極的に打ち続けたシューター#13小松がこのQも2本の3ポイントを決め91-83でアオーレ長岡での初勝利をもぎ取った。この日東地区2位の秋田が通算28勝で1週早くレギュラーシーズンを終了したため新潟は勝率の差で東地区3位に浮上。次節埼玉戦にプレイオフ1stラウンドのホーム開催権をかけて臨む。
イベント他
アオーレ長岡2戦目は4,077人のブースターにご来場いただき超満員。これはアリーナ使用最多入場者記録。(4月22日現在)
前日に引き続き、越後製菓サンクスデーとして、お楽しみ抽選会やシューティング対決を行い、参加賞、勝利チーム賞として、越後製菓様から商品をプレゼントしていただいた。ハームタイムでは、トップチームのパフォーマンス後、アルビレックスチアリーダーズ長岡校のスクール生4歳から高校1年までの総勢41名が、キュートなダンスパフォーマンスを披露。また、同じくハーフタイムにRafveryがライブパフォーマンス。オフィシャルテーマソング『Run to fly』を歌い、曲間の『アルビレックスコール』で会場の熱気を後押しした。
見事勝利した新潟。勝利時には、さくら吹雪が会場に舞う演出でお祝い。エンディングセレモニーでは、レギュラーシーズン最終戦恒例の全選手とヘッドコーチからブースターの皆さんへの感謝の言葉。選手たちはブースターの皆さんへの感謝とプレイオフへの意気込みと熱いブーストのお願いを口にした。
また、エンディングセレモニー後、サプライズとして試合翌日の4月23日に28歳の誕生日を迎える#23佐藤(公)選手に対し#55金子選手のリードで満員のブースターがバースデーソングを歌って祝った。
チームスタッツ
新潟 | 滋賀 | |
---|---|---|
30/54 55.5% | FG | 28/65 43.0% |
19/35 54.3% | 2P | 17/41 41.5% |
11/19 57.9% | 3P | 11/24 45.8% |
20/26 76.9% | FT | 16/20 80.0% |
18 | AST | 17 |
8 | STL | 12 |
1 | BLK | 1 |
19 | TO | 17 |
35(OR11 DR24) | REB | 35(OR16 DR19) |
FG:フィールドゴール(2ポイントと3ポイントの合計)、3P:3ポイント、AST:アシスト、STL:スティール、BLK:ブロックショット、TO:ターンオーバー、REB:リバウンド、OR:オフェンスリバウンド、DRディフェンスリバウンド
スタッツリーダー
- 新潟:#13小松 27得点/#54ホルム 9リバウンド/#54ホルム5アシスト
- 滋賀:#30ペッパーズ20得点/#4アシュビー7リバウンド/#4アシュビー4アシスト
ギャリソンHC試合後インタビュー
FTを決め、ルーズボールをしっかり取れたことが勝因の一つ。小松、佐藤(公)がアグレッシブにシュートを打ち続けてくれたことがとても良かった。インサイドを攻めることが我々の狙いだったが、インサイドの選手の良い判断とアウトサイドの選手が動き続けてくれたことでインサイドからアウトサイドへのパスでキャッチ・アンド・シュートの良いシュートを打つことが出来た。終盤に追い上げられたり、僅差の試合を落としたりしているが、いくら良い試合をしても2,3分の気の緩みで流れが変わってしまう。しっかり最後までやるべきことをやりきることとチームのルールを守ることが大切。やるべきことに継続性と明確さをもって、プレイオフに向けてまずは練習からその姿勢で取り組んでいきたい。来週の埼玉戦に勝利してホーム(鳥屋野総合体育館)でプレイオフの1stラウンドを戦いたい。
次節ご案内
- 第26節<レギュラーシーズン最終節>
- 4月28日(土) 18:00/29日(日)14:00
- vs埼玉ブロンコス
- 会場:所沢市民体育館(埼玉県所沢市並木5丁目3番地 西武新宿線『新所沢』駅東口より徒歩10分)
- チケット情報 http://www.saitamabroncos.com/ticket_bj.html
- イベント情報 http://broncos.sailog.jp/topics/2012/04/post-d433.html
次回ホームゲーム
【新潟が東地区3位か4位でレギュラーシーズンを終了した場合】
プレイオフ1stラウンド
- 会場:鳥屋野総合体育館(新潟市中央区神道寺南2-3-46 JR『新潟』駅南口より徒歩約15分)
- 5月5日(土) 18:00TIPOFF/6日(日) 13:00TIPOFF
- vsレギュラーシーズン6位チーム(3位の場合)
- もしくは vsレギュラーシーズン5位チーム(4位の場合)
- チケット情報 http://www.albirex.com/news/120410_365.html
※2日間通し券の一般予約は4月25日(水)~27日(金)
※単日券のシーズンチケット購入者、後援会会員様対象先行予約は4月28日(土)10:00~29日(日)
※単日券の一般予約は5月1日(火)10:00~4日(金)
詳しくは上記リンク先をご参照ください