[2024.07.08] リーグ規約違反および監督責任に対する処分決定について
この度、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)より発表がありました通り、下記の通り規約違反および監督責任に対する処分が決定しましたので、お知らせいたします。
制裁の対象となった事実
1.下記事実に対する当クラブの監督責任。当クラブに所属していたトニー・クリスウェル選手が、日本国内で自動車を運転する免許を受けていないにも関わらず、2024年4月8日(月)、新潟県長岡市内において、当クラブが別のチームスタッフに貸与した自動車を運転した事実。
2.当クラブが上記事実を2024年4月8日(月)に認識したにも関わらず、Bリーグに対し、2024年6月10日(月)まで報告しなかった事実。
違反行為の該当条項
事実 1:Bリーグ規約 第127条 第3条第4項事実 2:Bリーグ規約 第27条
制裁内容
けん責および制裁金 30万円関連リンク
B.LEAGUEからの発表はこちら本件経緯
日時 | 事実経緯 |
2024年4月8日(月) | 同選手の運転をチームスタッフが目視。その後、フロントスタッフで対応。即、車を戻させ、厳重注意を行った。クラブから他のチームスタッフに貸与していた車両内にキーが残されており、同選手が同車両を無断で借用し運転したことも確認された。 |
2024年4月13日(土) | クラブより同選手に対し、対面にて改めて厳しく注意を行う。同選手より反省と謝罪を受ける。短距離・一回の運転であったこと、また事故や事件がなかったことから、同選手本人ならびに、車を貸与していたチームスタッフへの厳重注意によって、本件を終結させた。 |
2024年6月9日(日) | 一部の日本人選手より、同選手の4月8日以外での複数回車両運転実施可能性あり、との話を聞く。本件に関する再調査実施を判断。翌6月10日(月)にBリーグ側に事態概要を報告。 |
2024年6月15日(土) | 経緯報告を書面にてBリーグに提出。なお、6月10日以降実施の再調査において、4月8日以外に同選手が車両を運転したという事実をクラブとしては確認できず。その後、リーグへの最終報告を行い、裁定委員会での聴聞・審議の結果、このたびの裁定を受ける。 |
本件への対応および再発防止について
当クラブとしてはこれまで、個人ごとに必ず国際運転免許書の確認をしてきました。同選手についても、国際運転免許書を保持していないことから、クラブとしての車両貸与を行っておりませんでした。しかしながら、外国籍の選手ならびにスタッフへの教育・違反行為の重大さに関する理解・認識の徹底に不足があったと捉えております。また、外国籍スタッフに貸与していた車両管理にもクラブとして不十分な点があり、このような事態を発生させてしまったと受け止めております。今後の対応策として下記を実施し、再発防止に努める所存です。1. 教育体制の整備と実施
これまで日本人チームスタッフに対して行ってきた「国際運転免許書に記載されている有効期間と運転できる期間の違いについての教育」を、外国籍の選手・スタッフ、日本人選手・スタッフの全員に対し実施いたします。
2.運転可・不可選手に関する情報の全スタッフへの周知徹底
有効な運転免許証を保有している選手・保有していない選手の情報を、全選手・全チームスタッフに対して共有していきます。
3.教育体制・内容の見直し
事象発生の重大さの理解・認識徹底を図るべく、教育・指導・進捗管理の体制を見直し実行します。他の関係法人からのノウハウ・知見共有も図り、教育・指導のレベル向上を図ります。同教育を通じて、全ての外国籍選手および外国籍スタッフに対してはもちろんのこと、全社として法令・クラブルール(貸与している車両の無断転貸の禁止等)の徹底を行ってまいります。
代表取締役社長 糸満 盛人コメント
新チームスタートの門出というタイミングに、この様なリリースをさせて頂くことに関して、すべてのステイクホルダーの皆様方に深くお詫びを申し上げます。チームが現在置かれている状況の重要性、さらには社会の範たるべき存在であることを強く肝に命じ、チーム・フロントと共に再発防止に取り組んでまいります。重ね、この度の不始末をお詫び申し上げますと共に、引き続きご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。新潟アルビレックスBB
株式会社新潟プロバスケットボール
代表取締役社長
糸満 盛人