[2015.10.25] 【戦評掲載】「ホーム」10月25日(日)vs群馬クレインサンダーズ
最後まで目が離せない展開で、アウェイ群馬が勝利を掴む
第1Q 新潟21-11群馬
出だしは両チーム悪い入り方となるが、残7分を切ったところでゲームが動き始める。新潟が好ディフェンスから速攻を狙い、相手の裏をつきバスケットカウントを決める。群馬はドライブで攻めるだけでなく、外にパスを繋ぐなどしてシュートチャンスを作る動きを見せ始める。新潟は中にボールを入れ、ゴール下でも勝負を仕掛けリードする。
第2Q 新潟29-33群馬(8-22)
どちらも悪い流れをなかなか断ち切れないまま中盤へ。新潟のディフェンスが厳しくなり、インサイドへ攻めにくくなった群馬は外から狙う。新潟は内外でパス回しやドライブを仕掛けてディフェンスを動かし、ペイントエリアにスペースを作りながら攻め続ける。終盤、群馬の厚いディフェンスの壁は越えられず、群馬の粘り勝ちで前半終了。
第3Q 新潟42-48群馬(13-15)
新潟はインサイドを活用し、外国籍選手がパワープレイで攻め込んで勝負をすることが多かった。一方の群馬は、アウトサイドのディフェンスが厳しくなり、外角のシュートが打てなくなる。インサイドへパスを落とすも、ボールマンに対してダブルチームのディフェンスをやられてしまい、苦しいシュートに。
第4Q 新潟66-69群馬(24-21)
新潟は、厳しいディフェンスを仕掛けられて、苦しい体勢でのショットになっても3Pを決める。一方の群馬は1on1の勝負を仕掛けても攻められず、ペイントエリアのパスも奪われてしまう。お互いにディフェンスからチャンスを作りながら攻める中で、群馬はケネディの個人技で勢いづくと新潟の追撃をかわして勝利した。
全体
群馬のケネディがキーマンになった。新潟の厳しいディフェンスに対応してプレイするポジションを変えていたことで、常に群馬はどこかしら攻めるポイントを持ち続けていた。また、4Q残り1分を切ったタイミングで、ケネディが2回連続でシュートファールのフリースローを全て確実に決めたことで、群馬は勝利を確信出来たのではないかと思えた。
■観客数:3461人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■文責:吉田紗羅
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試合結果
新潟アルビレックスBB?66-69 群馬クレインサンダーズ
1Q:21-11
2Q:8-22
3Q:13-15
4Q:24-21
スターティング5
#7武井弘明
#10ファイ・パプ・ムール
#13小松秀平
#23佐藤公威
#42ライアン・リード
主な個人成績
#6チャールズ・ヒンクル 21得点、5リバウンド、4アシスト
#42ライアン・リード 17得点、13リバウンド、4アシスト
#23佐藤公威 11得点、3リバウンド
#25仲西翔自 10得点、2リバウンド、1アシスト
#7武井弘明 4得点、3リバウンド、4アシスト
#16本間遼太郎 3得点、3アシスト
ヘッドコーチコメント
新潟アルビレックスBB:中村和雄ヘッドコーチ
リードした瞬間に緩んで自滅した。ありえないようなターンオーバーを連発したことが痛かった。悪いなりに良く追い上げたと思います。
群馬クレインサンダーズ:根間洋一ヘッドコーチ
昨日大敗した中、会場、ロッカーに入るまでの心構えやファイトする姿勢を持とうと話をしてきて、それが発揮できた40分だったと思います。まだ課題はありますが、連敗中という状況で、連勝している新潟にアウェイで勝てたことは我々にとって良いきっかけになると思います。