[2015.04.19] 【戦評掲載】4月18日(土)TK bjリーグ2014-2015シーズン公式戦vs青森ワッツ
新潟がホーム最終戦で意地の勝利
第1Q 新潟16-14青森
ケネディの個人技で仕掛ける新潟。青森はインサイドから組み立てていく。新潟はボールマンへの積極的なディフェンスを展開すると、オフェンスでは佐藤公が中に切り込んでいくなど得点源として活躍。青森は途中でクライバーを投入して外から仕掛けていく。ゴール下では青森が一方上回り2点差で終える。
第2Q 新潟42-38青森(26-24)
新潟はゾーンDFを仕掛けて青森のペースを崩しにかかる。オフェンスでは素早くボール回して外角を決めるなど良いリズムで進んでいく。青森はインサイドを軸にポマーレ、リチャードソンらが奮闘して新潟を追いかける。終盤にカーターの1on1からチャンスを演出するとケネディのブザービーターもあり新潟リード。
第3Q 新潟62-56青森(20-18)
後半もお互い譲らない。新潟・ケネディのオフェンスチャージを得るなど好守をみせる青森が徐々に追い上げる。中、外、中とオフェンスでもポマーレを軸に据える。それでも外が決まる新潟がリードを譲らない。佐藤公や根東のドライブからチャンスを作る。新潟がゴール下のディフェンスで身体を張れば、青森のポマーレのブロックとお互い譲らず。
第4Q 新潟78-72青森(16-16)
新潟のディフェンスをかわして流れのまま外角を決めるクライバーで青森が先制。新潟はルーズボール食らいつくなど泥臭いプレイで流れを引き寄せると外角も決まる。な中々、追いつくことができない青森はクライバーにボールを託す場面が多くみられる。高橋も果敢にゴールにアタック。終盤、ポマーレのバスケットカウントなどで青森が残り1分37秒に同点に追いつくも、新潟の気迫のディフェンスの前に勝ちきれなかった。
全体
立ち上がりから大きく点差が開かない接戦の展開となったが、新潟・ケネディが29得点と個人技をみせ、新潟が終始リードを得た。青森は我慢しながらインサイドより積み重ねていったが、最後はホームの歓声を得た新潟の気迫に負けてしまった。
■観客数:3003人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
ヘッドコーチコメント
青森ワッツ:棟方公寿ヘッドコーチ
遠い青森から駆けつけてくれたブースターに感謝しています。今後のプレイオフに向けて、チームが向上するために、このような試合を勝っていくことが必要ですが、ターンオーバーなど追いつけそうな場面でミスが出てしまい中々チームが乗っていけなかった。ただ選手は順位が決まった中でも、チームがステップアップするために一生懸命戦ってくれたと思います。
新潟アルビレックスBB:平岡富士貴ヘッドコーチ
今日の試合勝てたのはブースターの皆さんの大声援のおかげです。最後、カーターのドライブ、フリースローでリードしましたが、全体的には良くなかったと思います。明日また、インサイドのディフェンス、リバウンド、トランジションの部分など修正をしっかりして、ホーム最終戦を勝利で飾れるように頑張りたいと思います。
選手コメント
#3ラッセル・カーター選手 ※MVP
(MVP?)チームの勝利が一番なので、MVPについては特に気にしていません。試合はルーズボールがとれず、シュートも決まらない展開でしたが、常にチーム全員で戦う意識でいました。最近は選手間の連携も良く、チーム全体で向上していると思う。明日は今日の課題を修正して臨まないといけないですし、もし今日のような難しい展開になっても、泥臭くプレーしたいと思います。
#23佐藤 公威選手
(8連勝?)毎回1つ1つの試合に集中しているので、連勝は特に気にしていませんでした。今日は内容は良くなかったですが、今までは崩れてしまっていたところを勝ち切ることができた。これまではメンタルが弱く、ミスで崩れて立て直せなかったが、今は内容が悪くてもしっかり勝ち切ることができる、チームとして気持ちの切り替えが良くできていると思いますし、土台が固まってきたと感じています。