[2014.10.05] 【戦評掲載】TK bjリーグ 2014-2015シーズン 10月5日(日)「新潟アルビレックスBBvs秋田ノーザンハピネッツ」
新潟が根東の活躍で接戦を勝ち取る
第1Q 新潟22-17秋田
立ち上がりは新潟のミスを突いた速攻に田口の3Pで先手を打つ秋田であるが、新潟は堅いディフェンスで秋田の攻撃を封じて流れを渡さない。開始から4分を過ぎると、パスが回り始めて新潟はケネディが内外から攻撃して接戦の展開。秋田はエースの田口のシュート力でリードを守っていたが、サリバンのリバウンドからケネディの外角がハマり始め、終盤には逆転に成功する。
第2Q 新潟41-32秋田(19-15)
第1Qの新潟の勢いに飲まれないよう、菅澤が3Pを決めるも新潟・佐藤優もすぐさま入れ返すなど譲らない。新潟・サリバンのリバウンド力に苦しむも、ウォーカーが身体を張ったブロックやリバウンドからの速攻で田口の3Pに繋げるなど食らいついていく。終盤、復帰した根東のアシストから一時二桁差となるも、秋田・大塚が残り21秒で3Pを決めて9点差。
第3Q 新潟57-54秋田(16-22)
後半開始から秋田が猛攻を仕掛ける。開始19秒でボイキンが豪快なダンクを決めると続けざまにウォーカーの速攻に大塚の3Pと開始90秒で一気に2点差に追い上げる。ベテランの池田や佐藤公らが慌てずに返していくも、秋田ペースで試合が進む。リバウンドで競り、ディフェンスでボールを奪って速攻につなげるアグレッシブな展開。中盤には逆転するも、最後は池田に連続得点を奪われ3点差で最終Qへ。
第4Q 新潟86-80秋田(29-26)
お互い積極的なディフェンスをみせて相手のミスを誘う。しかし、根東が連続で3Pを決めていき、開始2分半で6点リードを得る。秋田はすかさずタイムアウトを取ると、ロビーにボールを集めて打開を図るが、中盤には再び根東の3Pが突き刺さると、オフェンスの起点としても活躍して流れを作る。秋田も大塚の3Pなど最後まで逆転を狙うも届かず、新潟勝利で試合終了となった。
全体
お互い、外のシュートの成功率もよく、接戦の試合展開となった。新潟はサリバンがインサイドで主導権を握り、秋田相手にリバウンド数で大きく差をつけることができたのが大きかった。さらに根東の3Pが好調で18得点と活躍。秋田は田口が23得点と存在感を見せたが、後一歩及ばなかった。
■観客数:3148人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
新潟アルビレックスBB HC: 平岡 富士貴
まず昨日の負けがもったいなかったと思う。今日は得点のバランスが良かった。2点の成功率が昨日の倍だったり、意図していることが出来た。ただ、失点の80は多い。チームディフェンスが出来ていないので、しっかり強化して来週の埼玉戦に備えたい。
秋田ノーザンハピネッツ HC: 長谷川 誠
昨日勝ったが、新潟も秋田も内容は良くなかった。今日は新潟は別のチームになると言い続けてきたが、その通りだった。課題であるリバウンドをとれず、結果に繋がってしまった。