[2012.01.17] ベネット・デービス選手入団記者会見
いつも新潟アルビレックスBBへ温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。
さて、本日新潟アルビレックスBBでは、新規入団いたしましたベネット・デービス選手の入団記者会見を行いましたので、お知らせいたします。
なお、ベネット・デービス選手は、1月21日(土)長岡市市民体育館で開催される「新潟アルビレックスBB vs 横浜ビー・コルセアーズ戦」よりベンチ登録予定です。
株式会社新潟スポーツプロモーション 代表取締役 日野明人 挨拶
この度、私ども新潟アルビレックスBBはベネット・デービス選手と選手契約合意に至ることができ、大変嬉しく思っております。
ベネット・デービス選手獲得の経緯といたしましては、私どもが今年目指している走るバスケを体現するべく、年度当初より外国籍選手のリクルートについて精力的に動いてまいりました。そんな中、キーフ選手が怪我により戦線離脱しアメリカでの治療を余儀なくされ、帰国したことを受け、新たにリクルートをした結果、この度ベネット・デービス選手との契約合意に至りました。デービス選手は、NBA、NBDLなどでのプレー経験を生かし、キーフ選手がチームに貢献していたリバウンド、ルーズボール、走るバスケをさらに強化し、私どもの悲願であるリーグ優勝に向けて、大きな戦力になってくれるものと期待しております。
また、ブースターの皆様のご期待にも応えられる、素晴らしい補強が出来たと思っております。
新潟アルビレックスBB マット・ギャリソン ヘッドコーチ 挨拶
新しい選手を加えるにあたって一番大事にしたことはどういうパーソナリテイをもっているかということです。それに関して、デービス選手を知っている各国のコーチとも話をしてリサーチをしたうえで、獲得を決めました。なぜなら我々球団にとって、また新潟の街にとって、新潟アルビレックスBBの性格はとても大事なものだからです。今いる選手たちも、コート内外で球団の姿勢を体現する、良いパーソナリテイを持っています。新たな選手も同じようなパーソナリテイを持った人でなければと思い、リサーチの結果彼を選びました。
またもちろん、彼がコート上でどういったプレーをするプレーヤーなのかということも我々にとってとても重要でしたので、ゲームのビデオなどを見てリサーチをしました。ビデオのなかで彼は、走ることもできるし動きもスムーズ、シュート力がありました。私自身、シュート力のある選手が好きですし、彼はいろんなことができる選手、オールラウンダーという印象を持ちました。ボールを持っているところでも、ボールを持っていないところでもプレーできるタイプの選手だと思ったので、我々のチームにすごくフィットするだろうと判断をしました。彼を獲得できたことをとても嬉しく思います。今日はチームとしての初練習でしたが、練習の中でも彼はとてもよくやってくれたと思います。彼自身もこれからもっとコンディションを上げなければいけませんが、今週末のゲームに向けてしっかり準備をしてくれると思います。
新潟アルビレックスBB #14ベネット・デービス選手 挨拶
ベネット・デービスといいます。チームの勝利に貢献できることをとても楽しみにしています。新潟は既に素晴らしいチームだと思っているので、先ほどコーチがおっしゃられたように、そこに自分の力が加わって更に貢献できればと思っています。しばらくゲームをしていなかったのでコンディショニングを上げなければいけないが、チームの勝利に貢献できる様に、チームやコーチに求められたことをなんでもやって貢献するという姿勢で戦っていきたいと思います。
日本に来て2週間になりますが、日本での生活もとても気に入っているし、チームメイトを始め、皆が温かくチームに迎えてくれたので、とても嬉しく、このチームで戦えることをとても楽しみにしています。
質疑応答
[Q]既に新潟チームの試合を何試合か見たと思うが、プレーの印象は?
[A]新潟のチームについて一番感銘を受けたところは、チームの皆が一つになってプレーしているところ。一人の選手に頼るのではなく、チームにいる全員がチームに貢献する為にそれぞれの役割を全うしている。そういう姿勢は海外のプロチームでは稀だし、そういうチームでプレーできることをとても嬉しく思います。
[Q]自身はどういったプレーが得意でどういったプレーでチームに貢献したいと思うか?
[A]HCのおっしゃるとおり。一つのことだけに長けている選手ではなく、いろいろなことができるタイプだと思う。いろんなことをやるオールラウンダーとして、チームに貢献したい。
[Q]今日初めての練習をしてみて自身のコンディションは何%くらい?また、今後はどうやってコンディションを上げていこうと思っているのか?
[A]今の状態は75%。チーム練習の中で、毎日ハードに練習をこなすことによって1日ごとにコンディションも上がっていくと思うし、上げていきます。
[Q]いろんな選択肢の中で新潟アルビレックスBBを選んだ要素は?
[A]何年か前に新潟がリクルートもしている時にラスベガスで関係者に会っていて、その時からお互いのことは知っていた。今回フィンランドのチームと契約解除になって次のチームを探している時に、エージェントから新潟を打診された。自分も新潟のことは覚えていたし、電話でギャリソンヘッドコーチとも話をして、チームのことや目指すスタイルを聞いたときに、すごくいい環境、自分のスタイルに合っているチームだと思い決めた。
[Q]具体的にベネットはどう起用するのか?(ギャリソンヘッドコーチへの質問)
[A]今は彼に新しいチームにアジャストしてもらう時期。どのようにアジャストするか評価する時期。チームとしても後半戦に向けて、新しいプレーを構築したり新しいものを試している時期。チームのテンポや誰がどういったプレーをするのか、彼は今学ばなければいけない時期。今日初めてのチーム練習だったが、素早くアジャストできていると思う。ただ、彼をスタートに使うとか、どれくらいのプレイングタイムを与えるかについては、決めていない。それは彼自身が勝ち取って行くものだと思うし、彼はそれができると思う。具体的には、ハイポストプレー、ピック&ポップ、ローポストでの1対1が彼の強みだと思っている。また彼は、素早く動けるし、手も長いので、ゾーンディフェンスでもとても有効だと思う。ジャンプショットや外に出てのオフェンスで、彼の強みが生きると思う。
[Q]前半戦を振り返って、今後チームを強化したいところは?(ギャリソンヘッドコーチへの質問)
[A]後半戦のカギはフィジカル。もう少しフィジカルさを出す必要がある。ターンオーバーの数もできるだけ抑えて行きたいし、スコアして走り続けることを意識してやっていきたい。今は、タイミングやスクリーンの使い方、かけ方など細かいテクニックに時間をかけて練習している。FTの確率も上げていきたい。リバウンドは現在いい数字だが、もっとウィングプレーヤーがリバウンドに絡む状況も作っていきたい。また、もっとも大事なキーポイントはディフェンス。スタートのディフェンスをよりフィジカルにすることが大事。ベネット選手が入団して、サイズも向上するし、よりフィジカルなディフェンスができると思う。我々が目指す走るバスケをするためには、ディフェンスを徹底して相手にスコアさせないことだ。